居住・Residence
国際連合は、第二次世界大戦後に結成された集団安全保障の体制構築を目指す国際機関であり、現在の加盟国は192カ国である。
国際連合の主要機関のうち、安全保障理事会は、世界の平和と安全の維持について、重要な役割を負っている機関である。
安保理は、拒否権を持つとされる常任理事国5カ国と任期2年で連続再選禁止されている非常任理事国10カ国で構成されている。
国際連合憲章第43条には、国連軍の規定があり、それによれば国連軍は平和破壊国に対して強制措置をとることができるとされている。
しかし、現在まで憲章に基づいた国連軍は創設されていない。

湾岸戦争の際、日本の海外貢献における「人的貢献」の少なさを諸外国から非難された。
それを受けて、1992年にPKO協力法が制定された。

欧州連合(EU)の加盟国は27カ国であり、うちEU域内において単一の通貨「ユーロ」を使用している国は13カ国である。

EUにおける意思決定は、加盟国の拡大に伴い機動的な決定を行う必要から特定多数決制度が導入されている。
8カ国の参加があれば、政策統合を可能にする先行統合方式も導入されている。

ASEAN(東南アジア諸国連合)は、インドネシアなど5カ国で発足したが、当初は、共産陣営に対抗することを中心目的としていた。
しかし現在では、その経済協力の面での目的へシフトしている。その特徴が、1993年に形成されたAFTAである。

冷戦時代、ソ連などの社会主義国家陣営に対抗するため、アメリカは、西ヨーロッパやカナダなどの自由主義国家との間にNATOという軍事同盟を結んだ。
しかし冷戦の終結に伴い、これは、地域紛争に対応することへと目的を変更し、かつての敵国であったロシアや東欧諸国との連携を深めている。

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